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フィラリアの予防法①蚊がいないから大丈夫ではない!フィラリアってどんな病気?
こんにちは。
木場駅・東陽町駅が最寄りの「木場パークサイド動物病院」です。
毎年、春を迎える時期に、動物病院では犬のフィラリア予防が始まります。
蚊に刺されると発症するフィラリア症は、治療が遅れると命の危険を伴う恐ろしい感染症です。
蚊は、日本国内どこにでも生息しており、気が付かないうちに動物の皮膚に飛びついて吸血します。
また、地球温暖化の影響により、蚊の出現時期や生息期間が長くなっているそうです。
蚊がいなくなっても、フィラリア予防対策は万全にしておきましょう。
今回は、蚊が原因となるフィラリア症の症状と予防についてお話しします。
フィラリア症とは、寄生虫のひとつであるフィラリアが犬の血液に侵入して発症する感染症です。
フィラリアの幼虫に寄生されている蚊に刺されることで、幼虫が犬のからだに侵入し、血液のなかを巡りながら成長していきます。
成虫になったフィラリアは、犬の血管のなかですさまじい数の幼虫を産みます。
ちなみに、フィラリアの成虫は、細長く白い紐状をしており、メスで体長28㎝にもなります。
血管のなかに寄生するフィラリアは、心臓や肺動脈の機能に影響し、さまざまな症状を引き起こします。
犬だけでなく、猫や人間にも感染する可能性はあるので注意が必要です。
フィラリア症は、乾いたような咳が続いたり、動くのを嫌がったりする症状が特長です。
血管のなかで成虫になったフィラリアによって幼虫が増殖すると、貧血やお腹に水が溜まる腹水、呼吸困難や血を吐くなど重篤な症状があらわれます。
血液のなかに寄生するフィラリアは、自然に体外に排出されることはありません。
愛犬がいつもより元気がなく頻繁に咳を繰り返すようなら、すぐに動物病院を受診しましょう。
フィラリア症は、定期的な予防薬の投与で防げる感染症です。
フィラリア予防薬には、からだのなかに侵入したフィラリアの幼虫が成虫になる前に死滅させる効果があります。
蚊の発生期間はお住いの地域によって異なりますので、動物病院で確認してください。
木場パークサイド動物病院は、土日・祝日も通常通り診療しています。
夜間の救急にも対応しておりますので、お電話にてお問い合わせください。
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