コラム column
フィラリアの予防法②怖いフィラリアを予防接種で撃退!
こんにちは。
木場駅・東陽町駅が最寄りの「木場パークサイド動物病院」です。
フィラリア症は、フィラリアの幼虫が犬の血管に入り込んで発症する感染症です。
愛犬のフィラリア予防をおこたると、気づかないうちに命の危険を及ぼす恐ろしい結果になりかねません。
今回は、フィラリアを撃退して愛犬を守るフィラリア予防についてお話しします。
フィラリア症は、フィラリアの幼虫が寄生している蚊によって犬へ媒介される感染症です。
フィラリアの幼虫であるミクロフィラリアが、蚊が皮膚を吸血することで犬のからだに移り、血液中で成虫へと成長し幼虫を産み付けます。
幼虫から成虫へと成長する期間は約6か月だそうです。
フィラリア予防薬は、血管のなかで増殖するフィラリアの幼虫を死滅させる絶大な効果がある薬です。
月に一度の投薬で、フィラリア症を100%予防することができます。
フィラリア予防薬を投与する期間は、蚊の発生前から蚊がいなくなってから1カ月が一般的です。
しかし、近年は環境の変化に伴ない蚊の発生時期が長くなっているため、一年を通して予防薬の投与が推奨されています。
フィラリア症は、乾いたような咳が初期症状としてあげられます。
フィラリアは血管のなかで成長しながら、やがては心臓や肺動脈まで侵入していきます。
したがって、時間の経過とともに、心臓や肺の機能の低下による呼吸困難や貧血など重篤な症状へと進行していくのです。
ほかにも、フィラリアの成虫が産み落とした幼虫が血管を詰まらせたり、腹水がたまったり、血尿や血を吐くなどのケースも。
フィラリアが成長してしまうと、外科手術で取り除くしか手段はありません。
そうならないためにも、月に一度のフィラリア予防がとても重要です。
なかには「うちのこ、ほとんど家のなかで過ごしているから、蚊に刺されないので大丈夫」と安心している飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。
飼い主様がまったく気づかないうちに、蚊は愛犬の皮膚に咬みつき吸血します。
日本国中どこにでも生息しており、屋外だけでなく、室内でも例外ではないと言えるでしょう。
木場パークサイド動物病院では、犬の健康チェックはもちろん、徹底した事前検査を実施したうえでフィラリア予防薬を処方しています。
土日・祝日も平常通り診療しており、夜間の救急にも対応している動物病院です。
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