コラム column
犬とのスキンシップを大切に~いちばん身近な飼い主様が早期発見のカギ~
こんにちは。
木場駅・東陽町駅が最寄りの「木場パークサイド動物病院」です。
犬のからだを優しく撫でたり、マッサージをしたりと、スキンシップの方法はさまざまです。
一緒に暮らす愛犬との、毎日のスキンシップを欠かさないという飼い主様が多いのでは。
犬のからだに直接触れるスキンシップは、単なる愛情表現だけではなく、見た目には気づかない病気の早期発見に効果的です。
今回は、犬とのスキンシップの大切さについてお話しします。
犬は、皮膚炎や肌湿疹、イボや初期のしこりの発症に気づきにくいものです。
特に、被毛の長い犬種の場合は、肌の異常は見た目の判断が難しいといえます。
痛みや痒みなどの症状が現れたときには、かなり進行しているケースも。
犬が発症しやすいとされる皮膚疾患には、膿皮症(のうひしょう)や真菌による皮膚糸状菌症、マラセチア感染症などがあげられます。
ダニが原因の疥癬(かいせん)は、進行すると激しいかゆみをともなう感染症です。
また、触れてみないとわからない大きさの初期のしこりは、悪性腫瘍のサインかもしれません。
毎日のスキンシップで犬のからだを撫でていると、皮膚の異常やしこりの早期発見が可能です。
犬とのスキンシップは、からだを撫でるだけでなく、ブラッシングやマッサージもおすすめです。
たとえば、ブラッシングを毎日の習慣にすると、被毛の汚れを取る効果はもちろん、皮膚のマッサージにもなります。
優しく話しかけながら、ブラッシングしてあげるとよいでしょう。
また、首の後ろや顔の周りを、飼い主様の指でマッサージすると、犬のストレスを解消する効果が期待できます。
犬とのスキンシップは、飼い主様との愛情を深めるのはもちろん、毎日の健康管理に役立ちます。
まんがいち、病気を発症していても、初期のうちに見つけることができ早期治療が可能です。
木場パークサイド動物病院は、土日・祝日も通常通り診療している動物病院です。
夜間や救急にも対応しておりますので、いつでもお問い合わせください。
大切な家族である愛犬の「健やかな暮らし」を守っていきましょう。
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